gnupack 13.00-2015.05.02 リリース

gnupack 13.00-2015.05.xxをリリースしました。



今回のリリースの大きな変更点として、cygwinemacsを最新版にバージョンアップしました。加えて、他の方のブログで紹介されていた改善点を取り込ませいただきました。


変更ポイント

  • バンドル ソフトウェアを最新化

    cygwinを 2.0.1、emacsを 24.5にバージョンアップしました。その他のバンドルソフトウェアも 5/2時点の最新版にバージョンアップしました。
  • emacsの設定を見直し

    w32-alt-is-metaをデフォルトのtに変更しました。
  • cygwinトラブル対応のユーティリティツールをバンドル

    「Can't fork」問題などでよく使われる「rebaseall」「peflagsall」、権限設定の変更に使われる「takeown」「icacls」を実行するためのユーティリティツールをバンドルしました。


ユーティリティ ツールの使い方

今回追加したユーティリティ ツールは以下の3つです。実行する際には、gnupackに関連するすべてのプログラム、プロセスを終了してから一つずつ実行してください。処理は環境によっては数分かかる可能性があるので、注意してください。



  • run_rebaseall.exe

    startup_config.ini中の [run_rebaseall.exe] Cmdline_Imageに記載されているパスに対して rebaseallを行います。デフォルトでは、「/app/cygwin」「/home」を指定しています。ロジック本体は /app/script/run_rebaseall.shに実装しています。

  • run_peflagsall.exe

    run_rebaseall.exeと基本的な動作は同じで、peflagsallを行います。ロジック本体は /app/script/run_peflagsall.shに実装しています。

  • run_takeown_icacls.exe

    cygwin関連ファイルの所有者権限、アクセス権限を修正します。ツールを実行すると、所有者はログインユーザ、アクセス権限はフルコントロールに設定します。対象のフォルダは /app/cygwin配下すべてになります。

謝辞

今回のバージョンアップでは、nickchopperさんのハードなソフトの話を大いに参考にさせていただきました。nickchopperさん、ありがとうございます。