gnupack 12.01-2015.01.11 リリース

gnupackを 12.01にマイナーバージョンアップしました.



変更ポイント

主な変更点は以下のとおりです.詳細はリリースノートを参照ください.



  • startup_emacs.exeのファイル関連付けが動作するよう機能改善

    emacs startupプログラムの引数で渡された Windows形式のパスを Cygwin形式のパスに変換することで実現しています.emacs自体は何も変更していないため,emacs起動後はこれまでどおり Windowsパス形式を認識できないので注意ください.
     
  • emacsclientの設定を追加

    emacsclientは,従来のemacsが提供する機能と同じです.gnupackで emacsclientを使うには,初回 startup_emacs.exeを実行し,以降 startup_emacsclient.exeを実行してください.


前バージョン(12.00)の startup設定ファイルをそのまま使うこともできますが,上記の機能を有効にするため,本バージョン同梱のstartup設定ファイルの利用をお奨めします.



startupプログラムの分離

gnupackのフォルダパスが変わった場合,startupプログラムのショートカットを合わせて修正する必要があります.バージョンアップを行う場合,この手間が煩わしいと思うのではないでしょうか.

これらの手間は,startupプログラムとgnupack本体を分離することで,少なくすることができます.



  1. インストールフォルダ直下のstartupプログラム関連ファイルを任意のフォルダにコピーします.

    - startupプログラム(startup_*.exe)

    - startup設定ファイル(startup_config.ini)

    - DLLファイル(startup_lib.dll)
     
  2. コピーしたstartup設定ファイルの「ROOT_DIR」にgnupackインストールフォルダのフルパスを追記します.例えば,gnupackを「C:\gnupack_basic-12.01-2015.01.11」にインストールしている場合,以下のように修正します.

    修正前

    [Reserved Variable]
    ROOT_DIR =
    修正後

    [Reserved Variable]
    ROOT_DIR = C:\gnupack_basic-12.01-2015.01.11
     
  3. コピーした startupプログラムから各ソフトウェアを起動します(必要に応じ,コピーしたstartupプログラムのショートカットを作成)


これにより別のgnupackへの切り替えには,startup設定ファイルの ROOT_DIRの変更だけで,ショートカットのメンテナンスは不要になります.

さらに応用として,「Process Variable」セクションの「HOME」を書き換えることで,startupプログラムと同様にユーザホームも分離することができます.