gnupack 12.00-2014.12.29 リリース

かなりの時間が空いてしまいましたが,gnupackをバージョンアップしました.


今回のバージョンアップでは,全体的に構成を見直しました.特に大きなポイントは以下のとおり。

  • emacsバイナリについて

     これまでWindowsバイナリを配布していましたが,関連ライブラリ更新の手間,cygwinとの親和性の2点から配布バイナリの形式を cygwinバイナリに変更しました.

     パッチは,rzl24ozi氏が公開されている emacs-24.4-w32-imeemacs-24.4-cygwin-rsvg,emacs-24.4-disable-w32-imeを適用しています.

  • gvimバイナリについて

     ビルドの手間と品質を考えた結果,独自ビルドをやめ,KaoriYa氏の提供バイナリを利用させていただくことにしました.

  • startupプログラムについて

     今回のバージョンアップで UNICODEに対応しました.その結果,cygwinのフォルダパスに日本語が含まれていても一応動作するようになりました(推奨するわけではないですが...)

     また,合わせて設定ファイルの設定方法を見直しました.過去バージョンのgnupackで使っていた config.iniは使えないので注意ください.

  • バージョン番号について

     バージョンアップの考え方を少し見直しました.大雑把にいえば,上位互換の有無でメジャーバージョンアップ,マイナーバージョンアップを使い分けることに加え,バンドル ソフトウェアの単純アップデートのメンテナンスバージョンアップを追加しました.

詳細な情報は,ユーザガイドを参照ください.



私が更新をさぼっていた間に,独自にバージョンアップしてくださった方がいたようです(OSSはアルミニウムの翼で飛ぶ).私の提供バイナリと違いフル64bit版のようですので,もし興味があれば,そちらもご覧になられてはいかがでしょうか.

もしかして,この方ってRedhatの中の人ですか?