gnupack 13.02-2015.05.24 リリース
gnupack 13.02-2015.05.24をリリースしました。
- gnupack_basic-13.02-2015.05.24.exe
(123.8MB)
リリースノート
- gnupack_devel-13.02-2015.05.24.exe
(184.2MB)
リリースノート
今回のバージョンアップの主な内容は以下のとおりです。
変更ポイント
- ユーザ名設定に関する改修
ドメイン環境において、ユーザ名が「<ドメイン名+ユーザ名>」になる問題に対し改修しました。実装の詳細は /app/script/{mkpasswd.pl,mkgroup.pl}を参照ください。
- cygwinのシンボリックリンク設定を見直し
cygwinで作成したシンボリックリンクをWindowsアプリからも利用できるように設定を見直しました。具体的には、「winsymlinks:native」を設定しています(本件は、掲示板のCYGWINに設定しているnowinsymlinksについてで報告いただいた件です)
- emacsの機種依存文字向けの設定を追加
cp932の機種依存文字が正しく表示できなかった問題を改修しました。(本件は、掲示板のCP932で書かれたファイルの文字化けについてで報告いただいた件です)
- tmpディレクトリが作成されない問題を改修
/tmpディレクトリの実体となるディレクトリが存在しない場合に、ディレクトリ作成がされず、エラーが表示される問題を改修しました。
今回のリリースでは、nickchopperさん、dangoさんの情報を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
あと、賛否両論があるかもしれませんが、minttyとemacsの antialias設定を有効にしてみました。人によっては、ぼやけて見えると思う方がいるかもしれませんが、個人的には許容範囲かなと思っています(実際に自分がメインで使っている環境は gdi++をかましていますが。。。)
おまけ
今回のリリースには、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)に起動プログラムを登録するための、vbsスクリプトをお試しでバンドルしました。ファイルのコンテキストメニューに対して emacs起動プログラム、フォルダのコンテキストメニューに対し emacs起動プログラムとcygwin起動プログラムを追加します
メニュー登録にレジストリを直に変更しているため、利用に当たっては、バックアップを取るなどして、十分注意して実行してください。編集されるレジストリエントリは以下のとおりです。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Folder\shell\open_cygwin_for_gnupack\
- HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell\open_cygwin_for_gnupack\
- HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell\open_emacs_for_gnupack\
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Folder\shell\open_emacs_for_gnupack\
使い方は以下のとおり。
- %INST_DIR%\app\script\setup_context_menu.vbsをダブルクリックで実行(もしかすると、管理者権限で実行しないと失敗するかもしれません)
- 自己責任においてツール実行することを承諾するなら「はい」ボタンを押下
- バックアップ取得推奨のダイアログメッセージで「OK」ボタンを押下
- 起動プログラムが格納されているディレクトリパスを入力し、「OK」ボタンを押下
- 登録完了のダイアログメッセージで「OK」ボタンを押下して、登録は完了
- ファイル、フォルダを右クリックして、コンテキストメニューが登録されていることを確認
登録したレジストリ情報を削除するには、4のディレクトリパス入力で「/delete」を入力して、「OK」ボタンを押下してください。