gnupack 7.01リリース

gnupack 7.01リリースしました.今回,Web上で見かけたコメントを参考に色々と変更しています.主な変更内容は以下のとおりです.

  • emacsの配色を color-themeで設定できるように改修,設定を変更
  • 上記に合わせ,個別に記述していた配色設定を削除
  • wget環境変数 http_proxyが読めない問題に対応(環境変数 CYGWINの upcaseenvを削除)
  • config.iniで bashのプロンプト文字色を変更できるように改修
  • 9/23時点の最新パッケージで cygwinをバージョンアップ
  • emacsを 23.1.3aにバージョンアップ
  • gvimを 7.3.280にバージョンアップ
  • nkf,global,Ghostscriptをバージョンアップ
  • Migu 1Mをバージョンアップ
  • Users Guideに配色関連の情報を追記

ダウンロードはこちらから.

color-themeについて.

個人的には利用していませんが,emacsを使い慣れていない方が配色を変更するのにハードルが下がるかと思い,バンドルしました.設定は config.iniのセクション Emacsにある colorThemeになります.具体的に指定できる値は,color-themeのテーマ一覧を参照ください.



[Emacs]
colorTheme = simple-1

ちなみに,color-theemのスクリーンショット一覧を Users Guideに含めたため,配布するバイナリサイズが10MB以上増えてしまいました….



bashのプロンプト文字色について.

config.iniで通常の文字色,背景色が変更できるのに,プロンプトの文字色だけ変えられないのは不便と思い,今回対応してみました.ただ,実現方法が いささか強引なため,もっと良いやり方があればと思ってます.設定は,config.iniのセクション SetEnvにある BASH_PROMPT_OKBASH_PROMPT_NGになります.具体的に指定できる値は,bashで利用可能な配色一覧を参照ください.



[SetEnv]
BASH_PROMPT_OK = \e[1m\e[38;5;160m ; コマンド成功時の文字色
BASH_PROMPT_NG = \e[1m\e[38;5;129m ; コマンド失敗時の文字色

なお,見れば分かるとおり,単に環境変数エスケープシーケンスの配色を定義して,.bashrc内の以下で定義した環境変数を読み込んでいるだけに過ぎないため,下記の内容を修正すると配色が反映されなくなることがあります.



function custom_prompt_command {
typeset _Retv=$?
typeset _PromptColor=""
if ${_Retv} -eq 0 ; then
_PromptColor=$BASH_PROMPT_OK
else
_PromptColor=$BASH_PROMPT_NG
fi
export PS1="${_PromptColor}
[ Host: \H | Time: $(/bin/date '+%Y-%m-%d %H:%M:%S') | User: \u | Retv: \$? ]
[ Path: \w ]
# \e[0m"

}